しれとこ100平方メートル運動ロゴ

お知らせ

募金証書のデザインが新しくなります!

知床の開拓跡地に原生の森を復元する「しれとこ100平方メートル運動」は、多くの皆様のご協力によって成り立っています。この度、募金証書のデザインを一新することをお知らせします。

 

▼従来の募金証書
従来の募金証書は、知床連山を背景に、躍動する動物たちと夏のみずみずしい自然が描かれていました。その美しい風景は、知床の豊かな生態系と自然の調和を象徴していました。動物画家の田中豊美さんに描いていただいた動物たちはいまにも動き出しそうです。

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1997年から使用している募金証書



▼新たな募金証書

新たな募金証書は、秋の知床を描いていただきました。知床連山が見通せなくなるほど森が成熟した様子を描いています。倒木やコケむした岩が長い年月を物語っています。また、ヤマブドウなど秋の食べ物が豊かで冬毛の動物たちがすみよい森の様子が表現されています。

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2024年から発行予定の募金証書(写真はイメージです)

▼Q&A

質問 新しい募金証書に変わるのはいつからですか?
回答 2024年(令和6年)5月からを予定しております。

 

質問 募金証書のデザイン変更に伴い、寄付金の使途に変更はありますか?
回答 募金証書のデザイン変更に伴い、寄付金の使途に変更はありません。引き続き知床の森を守るためにご協力いただければ幸いです。

 

質問 春や冬の絵画の予定はありますか?
回答 ありません。今回、田中豊美さんに絵画を制作いただきましたが、きっかけはしれとこ100平方メートル運動45周年を機に、しれとこ100平方メートル運動ハウスの新たな展示のために制作いただきました。大きな労力のかかった力作で、今後の製作が約束されたものではありません。

 

質問 募金証書を受け取るためにはどのような条件が必要ですか?
回答 1口5,000円以上のご寄付の場合に、運動参加者様名義あてお送りいたします。

 

質問 募金証書のデザイン変更の理由は何ですか?
回答 募金証書のデザインは、従来より「知床の未来の森」をイメージし制作されています。今回のデザイン変更は、森の成熟と永い時間の経過を表現するために行われました。

 

▼ご寄付のお願い
募金証書は、皆様のご寄付の証としてお渡ししております。知床の森を守るために、引き続きご支援いただけますようお願い申し上げます。知床の森を未来に残すために、引き続きご協力をお願い申し上げます。

 

▼お問い合わせ

斜里町総務部環境課(自然環境係) TEL:0152-26-8216
MAIL:100m2@town.shari.hokkaido.jp

\2024年 春の森づくりボランティア|募集のお知らせ /

春の知床で森を育てるボランティア活動に参加しませんか!

2023年春の森づくりボランティア

活動内容は、アカエゾマツ人工林に広葉樹の苗木を植える作業です。

 

広葉樹の大きな苗を植える作業

苗木を支える添え木を設置します

募集内容

【募集日】 

 2024年5月18日(土)

 2024年5月19日(日) 

【集合場所】知床自然センター
【活動時間】9時~17時(休憩12~13時※昼食は各自でご準備ください)

【参加費】無料

【参加対象】18歳以上

【定員】各日10名

【その他】

・天候によって活動内容を変更する場合があります。

・参加者は、ウトロの簡易宿泊施設が利用できます。

【申込の前に】※下記の項目を必ずご一読ください。

・ボランティアの手引き

 

スタッフ一同、皆さまのご参加をお待ちしております!

 

 

◆お問合せ・お申込み
知床財団ボランティア担当:中西草野・清水

info@shiretoko.or.jp

 

 

【最新研究】ヒグマがセミ幼虫を食べると樹木の成長が低下する :野生動物の行動変化が引き起こす生態的な帰結

 しれとこ100平方メートル運動地で行われた研究の論文が公表されました! 

 

 高知大学農林海洋科学部の富田幹次助教と東京大学大学院農学生命科学研究科の日浦勉教授は、北海道知床半島において、ヒグマによる掘り返し*1が樹木の成長を低下させることを明らかにしました。 近年、一部の大型哺乳類は人為景観*2へ分布を広げています。そのため、人為景観における大型哺乳類の生態的役割の理解が必要です。北海道知床半島では、シカの採食圧によって草本層が激減した2000年よりヒグマが人工林を盛んに掘り返してセミ幼虫を食べるようになりました。

カラマツ林にて地面を掘ってセミの幼虫を探すヒグマ

 本研究では、人工林を含む人為景観でのヒグマの生態的役割を明らかにするために、ヒグマの掘り返しが樹木の成長に及ぼす影響を調べました。その結果、ヒグマの掘り返しは主に葉の窒素濃度の減少を介して樹木の成長を低下させていることが明らかになりました。本研究は、人工林の造成はヒグマの行動を変えることを通して、彼らが生態系で果たす役割も変えたことを示唆します。人為景観での野生動物の役割は、原生自然*3との行動や生態の違いを考慮しながら評価していく必要があります。

ヒグマがセミの幼虫を掘った跡

用語解説

  • 注1 掘り返し
     「掘り返し」という単語自体は、営巣など捕食以外の目的でも使われますが、ここでは「セミ幼虫を捕食するための掘り返し行動」という意味で使います。
  • 注2 人為景観
     ここでは道路や人工林といった人間が生み出した構成要素を含む景観を意味します。
  • 注3 原生自然
     ここでは人工的な構成要素を含まない景観を指します。
  • 注4 生態系エンジニア
     ビーバーやサンゴのような、生息地を作り出したり、環境を変えたりすることで他の生物に影響する種。地面を掘り返す哺乳類は、影響力の大きい生態系エンジニアとして知られています。

▼詳細は東京大学HPをご確認ください。

https://www.a.u-tokyo.ac.jp/topics/topics_20240301-2.html

https://www.u-tokyo.ac.jp/focus/en/press/z0508_00338.html

2024年「第42回知床自然教室」参加者募集予告

しれとこ100平方メートル運動の人気イベント「知床自然教室」の参加者募集予告です。
2024年は下記日程で開催します。

【日程】7月30日(火)~8月5日(月)6泊7日
【参加対象】小学5年生から高校3年生
【参加費】¥35,000
【定員】30人※抽選

【参加申し込み期間】2024年4月15日~5月13日

 

今回、参加者は抽選で決定します。参加申し込み期間は、2024年4月15日から5月13日迄です。
エントリー方法は、100平方メートル運動HPに参加申し込みページを4月15日から開設しますので、そこから参加申し込みフォームのご入力をお願い致します。
なお、フォームのご入力ができない方に限り、お電話でも受付します(0152-24-2114)。※電話受付も4月15日からです。

質問や不明な点があれば下記までお問い合わせください。

 

お問い合わせ先【公益財団法人 知床財団】
電話番号:0152-24-2114
mail:info@shiretoko.or.jp
担当:草野・中西

 

「知床自然教室を体験したい!」という皆さま、ぜひともご参加ください。

私たちと一緒に知床で最高の夏を過ごしましょう!

【重要】開拓小屋コース・冬の森コース 1月~3月の閉鎖日

2024年1月下旬~3月中旬の間、環境省事業のエゾシカ銃猟捕獲が実施される予定で、下記の日に森づくりの道「開拓小屋コース」「冬の森コース」を閉鎖する予定です。事業概要▶2023年度_シカ捕獲事業(幌別岩尾別)_斜里観光関係者向け

ご不便をおかけしますが、ご理解のほど宜しくお願いいたします。

なお、「冬の森コース」は1月下旬を目途にオープンする予定です。

 

 

1月:29日(月)

2月:1日(木)、5日(月)、8日(木)、13(火)、19日(月)、22日(木)、26日(月)、29日(木)

3月:4日(月)、7日(木)、11日(月)

前日の日没時に各コースを閉鎖し、当日は入り口と出口に監視員を配置して対応します。

\\ YAMAP × ふるさとチョイス クラウドファンディング開始 //

YAMAPのアプリサイトに「YAMAPふるさと納税」が新たに開設されました!

ふるさと納税の形で、しれとこ100平方メートル運動へのクラウドファンディングが紹介されています。

「YAMAPふるさと納税」サイト→「ふるさとチョイス」サイトへ移行し、

そのサイト内にあるガバメントクラウドファンディング※のプロジェクトとして支援者を募集しています!

 

プロジェクト名: 知床の開拓跡地を原生的な森へ育てたい!
主催:北海道斜里町
募集額: 100万円
寄付金の使い道:北海道斜里町の幌別、岩尾別地区の開拓跡地における森づくり作業全般
募集期間:2023年11月1日~2024年1月29日(90日間 / 延長あり)
プロジェクトURL:https://www.furusato-tax.jp/gcf/2717

※ガバメントクラウドファンディングは(株)トラストバンク様の登録商標です。

 

「YAMAPふるさと納税」とは?

山や自然に親しむ体験や登山道整備・自然環境保全活動の応援に特化したふるさと納税です。みなさま自身で寄付金の使い道を指定でき、応援したい山・地域に直接貢献できる”共助”の仕組みです。

 

今回、お声がけをいただいた株式会社YAMAP様に感謝を申し上げます。多くの登山者や自然愛好家に共感され、”共助”の仕組みとして定着することを期待しています。

 

 

 

\ 冬の森づくりボランティア募集 (2024年1・2月)/

冬の知床で「森づくりボランティア」に参加してみませんか!

シカに樹皮を食べられないように防鹿柵を点検・パトロール!

「冬の森づくりの道」のコース看板設置やアカエゾマツの間伐、防鹿柵の巡視などの作業を予定しています。

 

雪でトレイルを見失わないように案内サインを立てる作業

アカエゾマツの間伐。切り倒した木は、広葉樹を植える際の添え木に利用

 

【募 集 日】

・2024年1月20日(土)~21日(日) 

2024年1月27日(土)~28日(日) ※定員に達したため募集終了

「冬の森づくりの道」コース看板の設置など

2024年2月10日(土)~11日(日) ※定員に達したため募集終了

2024年2月17日(土)~18日(日) ※定員に達したため募集終了

アカエゾマツ間伐作業、防鹿柵の巡視、開拓小屋の雪下ろしなど

※1日だけの参加も可能です!

【集合場所】

知床自然センター

【活動時間】

9時~17時(休憩12~13時※昼食は各自でご準備ください)

【参 加 費】

無料

【参加対象】

18歳以上※他地域への移動自粛要請が出ている地域からの参加はご遠慮下さい。

【定       員】

各日10名

【そ の 他】

・天候によっては中止や、活動内容を変更する場合があります。

・参加者は、ウトロの簡易宿泊施設が利用できます(最大7名まで宿泊可能)。

【お申込の前に】※下記の項目を必ずご一読ください。

・ボランティアの手引き

スタッフ一同、皆さまのご参加をお待ちしております!

 

◆お問合せ・お申込み
知床財団 担当:草野中西

info@shiretoko.or.jp

 

*年末年始は、お返事が遅くなる場合がありますのでご了承ください。

 

|| SDGsの課題を解決するための研究助成プロジェクト  採択決定 ||

 

 東京大学の森章教授らと申請していたSDGsの課題を解決するための研究助成プロジェクトが採択されました(科学技術振興機構)。プロジェクト名は、「地域ガバナンスに基づく自然資本の適応的管理:地域とセクターをまたいだ共助の創出へ」。通称名として、「SOLVE for SDGs知床プロジェクト」と呼ぶことにしています。

 このプロジェクトは、2021年に採択されたシナリオフェーズ(社会実装の検討)が完了し、次のソリューションフェーズ(社会実装)での採択となります。

▼科学技術振興機構プレスリリース(26ページ目)
https://www.jst.go.jp/pr/info/info1642/pdf/info1642.pdf

 

 「しれとこ100平方メートル運動の森・トラスト」の森林生態系を対象に、科学実証と現場実践に基づく「知床モデル」による地域ガバナンスとパートナーシップ(SDGsゴール17)を軸に、生物多様性を育む原生林への回帰(SDGsゴール15)を実現化します。さらに、他地域の自然再生事業体と連動して、各地域の「自然資本」の精査と活用(SDGsゴール9)を目指します。

 

 

 知床の森づくりで蓄積してきたデータをもとに、ドローン測量等によってこれまでの取り組みの成否を定量評価します。さらに、将来的に森がどのように遷移するかを予想シミュレーションして、費用対効果も含めた、他地域でも参考になる森林再生のより良いモデルを模索します。プロジェクトは、斜里町や関係行政、運動を支援する市民や企業、大学等の研究機関と密に協働しながら生物多様性を育む原生林の復元を進めます(地域ガバナンスの拡充)。このような「知床モデル」の森づくりを、他の地域でも普及することで、地域をまたいだ共助の仕組みを創りたいと考えています。

 

良いご報告ができるよう、構成メンバー一丸となってプロジェクトを進めてまいります!

 

▼SOLVE for SDGs 知床プロジェクト(シナリオフェーズ時)
https://100m2.shiretoko.or.jp/jst/

 

 

 

ふるさとチョイスへの寄付が中断されます(9/16~10/1)

【ふるさとチョイス改修中】

北海道斜里町のお礼の品データベース改修のため、2023年9月16日から2023年10月1日まで、ふるさとチョイスでの斜里町へのご寄付ができなくなります。

10月2日から受け付けが再開されます。ご迷惑をおかけしますがご理解のほどよろしくお願いいたします。