ササ地の掻き起し(かきおこし)
運動地には開拓後40年以上経ても森林化が進まないササ地が点在しています。背丈の高いササが隙間なく生えた場所では、樹木の種が散布されても光をめぐっての競争に負けて生育することができません。また厄介なことに、ササは地上に出ている部分を刈り取っても地下茎が残っていればすぐに回復する特性があります。
そこで当運動では、重機を用いてササ地を根ごと掻き起して、2週間ほど放置し地下茎を枯らしてから、栄養を含む表土を埋め戻す「ササ地の掻き起こし」の作業を行っています。
ササが衰退することで、他の草本や樹木が生育できる余地が生まれ、森林化が期待されます。