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パイオニア・ツリー(先駆樹種)

パイオニア・ツリー(先駆樹種)

パイオニア・ツリー(先駆樹種)
開拓跡地などの開けた場所(裸地)に最初に侵入する木のことを「パイオニア・ツリー」とよびます。乾燥や土の栄養が乏しいなど、きびしい環境に耐えることができ、成長が早く、太陽の明るい場所を好むという特徴があります。裸地から森林に変わる最初の一歩とも言えます。

知床におけるパイオニアの代表種はシラカンバとケヤマハンノキです。道路脇や開拓跡地に多く見られ、「森づくりの道」の遊歩道でも簡単に観察できます。パイオニアの木は葉っぱを沢山落とすので、それによって豊かな土壌が作られることで他の植物が成長できるようになります。

1990年代頃はエゾシカの爆発的増加によって、多くの広葉樹がエゾシカの食害にあいました。しかし近年、エゾシカの生息頭数の減少傾向に伴ってシラカンバやケヤマハンノキなどの広葉樹が色々なところに生え始め、自然の力だけで森林化が始まろうとしています。