ドローンを用いたサクラ樹木個体の分布調査(東京農業大学 生態系保全研究室)
5月中旬に100平方メートル運動地の幌別エリアにて、ドローンを飛行させてエゾヤマサクラ(オオヤマザクラ)の分布を把握する調査が行われました。
エゾヤマザクラが開花する時期は他の樹木の葉が開く前で、遠くから森を眺めると薄いピンク色の花がひときわ目立って見えます。花が満開の時期に上空から撮影することで、サクラの木1本1本の位置を特定し、どんな場所にサクランボが沢山実るのかを推定することができます。
この調査は、東京農業大学の生態系保全研究室(岡田助教)によるもので、計3日間で580ha(東京ドーム123個分)のドローン撮影が行われました。花が満開になる日を見計らって調査を開始し、途中で暴風雪により数日間フライトできない事態もありましたが、花が散る前になんとか調査を終えられたそうです。
画像:ドローンを離陸させる様子
今回の調査で得られたデータから、サクランボを餌とするヒグマの行動把握に役立つ発見があることが期待されます。
東京農業大学の岡田助教のグループのみなさん、お疲れ様でした。
画像:ドローンによって撮影された画像(白丸がサクラの木)