シカ採食圧調査
調 査 年:2007年及び2012年(5年毎)
調査場所:第5区画「2006年設置防鹿柵」内外
2006年に設置した防鹿柵の内外で、5年ごとに柵の効果を検証するための林床調査を行っています。柵の内外で同じ調査を行うのは、シカが入ることが出来ない柵内と柵外の比較をすることで、シカの採食圧の影響を見るためです。調査の結果、冬にシカの重要な餌資源となっているササが柵内で著しく増加していることがわかりました。その他、草本も柵内では種類や本数が増える傾向が見られました。樹木については、この5年間ではまだ明確な回復の効果は現れていません。さらに長い期間にわたって変化を確認していく必要があります。
調査初年時(2007年) | 5年後の同地点(2012年) | |
柵内
シカの影響なし |
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柵外
シカの影響あり |