しれとこ100㎡運動地に関連する研究論文が発表されました
横浜国立大学の鈴木紅葉さんらによる研究論文「The potential role of an alien tree species in supporting forest restoration: Lessons from Shiretoko National Park, Japan(世界自然遺産 知床の森における外来種の役割)」が発表されました。
この研究では、しれとこ100㎡運動地において外来種であるカラマツが、
強風やエゾシカの過採食などに対する緩衝材(防風林や更新適地)として
機能し、自然林の発達を手助けする役割を持つことが明らかにされました。
カラマツのような外来種はすべて排除するのではなく、その有益性を
見極めた上で一時的に利用することで、自然林再生の効率化につながる
可能性が示されています。
鈴木紅葉さんをはじめとする横浜国立大学の森章教授の研究グループのみなさん、
貴重な研究成果をご報告いただき、ありがとうございました。