しれとこ森づくりの道「開拓小屋コース」9/9オープン
9月9日、知床自然センターを拠点とした新たなトレッキングコースがオープンします。
コースは国内のナショナルトラスト運動の先駆けとなった「しれとこ100平方メートル運動地」を周遊するコースです。ここは、かつて農業開拓が行われていた開拓の跡地で、1970年代の高度経済成長期には、乱開発の危機にさらされた場所です。そして、その後の1977年にスタートした「しれとこ100平方メートル運動」によって、全国から寄せられた寄付金で土地の買い取りと植樹が行われ、現在は開拓以前の森に戻す森づくりが行われています。
今年は100平方メートル運動がスタートしてからちょうど40年の記念すべき年です。40周年に合わせて、開拓の歴史とその後の市民の力による自然再生の取り組みの現場を実際に歩いていただきたいという思いからコースを新たに設けました。
ぜひ、知床連山を一望できる景観とともに、知床の人と自然の歴史にもふれていただければと思います。