しれとこ100平方メートル運動ロゴ

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運動が始まるまで

大正3年(1914)
  • 岩尾別原野に4戸入植(第1次の入植開始)
大正6年(1917)
  • 道外からの集団入植が始まる
大正8年(1919)
  • 開拓農家が60戸となる。バッタの被害(蝗害)により離農が相次ぐ
大正14年(1925)
  • 全ての農家が離農する
昭和13年(1938)
  • 第2次の入植開始。岩尾別に訓子府から集団で入植する
昭和14年(1939)
  • 遠音別小学校(岩尾別分教場)が完成する
昭和24年(1949)
  • 緊急開拓政策による岩尾別の開拓計画地区を設定。入植者を募集する。宮城県などから集団入植する
昭和26年(1951)
  • 宇登呂中学校の岩尾別分校を開校する
昭和28年(1953)
  • 宮城県から入植始まる。町内からも入植する
昭和29年(1954)
  • 岩尾別地区の入植者45戸となる
昭和39年(1964)
  • 知床が全国で22番目の国立公園となる(6月)
昭和41年(1966)
  • 岩尾別地区開拓者24戸が集団移転する
昭和46年(1971)
  • 「知床旅情」ヒットによる知床ブームとなる
昭和47年(1972)
  • 斜里町自然保護条例を制定する
昭和48年(1973)
  • 岩尾別地区の開拓者すべてが離農する
昭和40年代後半
  • 日本列島改造論を契機とした土地投機と開発ブームがおこる

しれとこ100平方メートル運動がスタート

昭和52年(1977)
  • 朝日新聞「天声人語」で英国のナショナル・トラストが紹介される(1月)
  • 当時の藤谷町長が「記者会見」で運動の構想を発表する(2月)
  • 「しれとこ100平方メートル運動」が正式に始まる(3月)
昭和53年(1978)
  • 斜里町自然景観保全林設置条例・しれとこ国立公園内土地保全基金条例を制定。運動の法的整備をはかる
  • 「斜里町自然景観保全審議会」を設置。運動地の植林事業が始まる
  • 「しれとこ通信」第1報を発行
  • 第1回「記念植樹祭」を開催
昭和54年(1979)
  • 「運動推進本部」、「関東支部」が発足する(10月)
  • 朝日新聞天声人語に2度にわたって紹介され、全国的に反響をよぶ(11~12月)
昭和55年(1980)
  • 遠音別岳周辺が原生自然環境保全地域に指定される(2月)
  • 知床横断道路が開通する(3月)
  • 「関西支部」が発足する(7月)
  • 第1回「知床自然教室」を開校する(7月)
昭和57年(1982)
  • 「知床で夢を~100平方メートル運動の記録と参加者の手紙から~」が出版される(3月)
  • しれとこ100平方メートル運動5周年記念シンポジウムを開催し、「知床アピール」を採択する(9月)
昭和58年(1983)
  • 知床アピールをきっかけにして「ナショナル・トラストを進める全国の会が発足する(2月)
  • 「ナショナル・トラストをすすめる全国の会」第1回大会を和歌山県天神崎で開催する(10月)
  • 自然トピアしれとこ基本構想を策定する(12月)
昭和59年(1984)
  • 当時の船津町長が英国のナショナル・トラスト本部を訪問する(3月)
  • 国立公園計画が見直され。運動地が国立公園の第二種特別地域に格上げされる(6月)
  • 運動参加者20,000人に到達する(9月)
  • 運動本部が環境庁の「環境保全特別功労賞」を受賞する
昭和60年(1985)
  • 林野庁が知床国有林第5次施業計画を提示、知床伐採問題が顕在化する(11月)
昭和61年(1986)
  • 関東・関西推進両支部が国有林伐採反対を表明、町に要望書が提出される
  • 第12回記念植樹祭で伐採中止アピールが採択される
昭和62年(1987)
  • 林野庁が知床国有林の一部の伐採を強行する(4月)
  • 「100平方メートル運動ハウス」がオープンする(5月)
  • 「北海道ナショナル・トラスト運動推進連絡会議」が発足する
昭和63年(1988)
  • 運動参加者30,000人に到達する(6月)
  • 運動10周年記念シンポジウムを開催する(9月)
  • 「しれとこ管理財団(のちの知床財団)」が発足、知床自然センターがオープンする(9月)
平成2年(1990)
  • 林野庁が知床の国有林の一部を森林生態系保護地域に指定する(4月)
平成4年(1992)
  • 「ナショナル・トラストを進める全国の会」が「社団法人日本ナショナル・トラスト協会」に改組される(9月)
平成6年(1994)
  • 北海道が、国立公園内の民有地を買い上げる(3月)
平成7年(1995)
  • 知床国立公園計画変更、保護強化が図られる(2月)
平成8年(1996)
  • 環境庁がルシャ地区の民有地買い上げを発表する(8月)
平成9年(1997)
  • 募金目標に到達し、募金を終了する(3月)

100平方メートル運動の森・トラストへ

平成9年(1997)
  • 「100平方メートル運動の森・トラスト」がスタートする(6月)
  • しれとこ100平方メートル運動20周年記念国際シンポジウムを開催、「1997知床宣言」を採択する(9月)
平成10年(1998)
  • 「森の番人」を配置し、本格的な森づくりが始まる(森林再生第1次5年回帰作業開始)
  • 運動が読売新聞社の「北のくらし大賞特別賞」を受賞する
平成11年(1999)
  • カムイワッカ地区12キロの車両規制を導入する
平成12年(2000)
  • 森林再生専門委員会議に「運動地シカ対策ワーキング」を設置する
平成14年(2002)
  • 環境省が知床国立公園適正利用基本構想を提示する(3月)
  • 運動25周年記念ナショナル・トラスト全国大会が町内で開催され、「知床宣言2002」を採択する(9月)
  • 運動地でイオン環境財団との共同による植樹が始まる(5年間)
平成15年(2003)
  • 第1次5年回帰作業終了、第2次5年回帰作業を開始
  • 知床が世界自然遺産の国内候補地3カ所の一つに選ばれる(5月)
平成16年(2004)
  • 知床が世界自然遺産候補地としてユネスコに推薦される(1月)
平成17年(2005)
  • 知床が世界自然遺産に登録される(7月)
平成19年(2007)
  • 運動30周年記念事業・記念式典を実施する(2月)
  • 知床半島の「エゾシカ保護管理計画」がスタート。知床岬地区でシカの個体数調整事業(環境省)が開始される(2007年以降も継続実施)
平成20年(2008)
  • 第2次5年回帰作業終了、第3次5年回帰作業開始
  • ユネスコIUCNの専門家により、世界自然遺産地域の保全状況調査が行われる(2月)
平成21年(2009)
  • 知床自然教室30周年事業「知床への回帰」を実施する(9月)
平成22年(2010)
  • 運動史「未来につなぐしれとこの夢 知床100平方メートル運動の記録」をまとめる(3月)
  • 「よみがえれ知床100平方メートル運動の夢」が出版される(3月)
  • 運動対象地内の全ての土地取得を完了する(11月)
平成23年(2011)
  • ダイキン工業支援による岩尾別川河畔林再生事業(5ヶ年計画)に着手(11月)
  • 運動地を含む幌別・岩尾別地区でシカの個体数調整事業(環境省)が開始される
平成24年(2012)
  • 運動35周年 記念事業実施する(9、10月)
  • 100平方メートル運動の森・トラストが環境自治体会議わがまちの政策自慢「キラリ大賞」を受賞する(5月)
平成25年(2013)
  • 第3次5年回帰作業が終了、第4次5年回帰作業開始
平成26年(2014)
  • 知床国立公園50周年・世界遺産10周年
  • しれとこ森づくりの道(シカ柵コース)オープン(7月)
平成27年(2015)
  • 岩尾別川沿いに河畔林防鹿柵3碁設置完了
平成28年(2016)
  • 「森の番人」引退
  • 新たにダイキン工業による森林再生の支援事業(8ヶ年計画)が始まる平成29年(2017)
  • しれとこ森づくりの道(開拓小屋コース)オープン(9月)
  • 運動40周年記念事業を実施する(9月)
平成30年(2018)
  • 北海道支部が発足する(2月)
  • 第2次中期計画が策定される(3月)
  • 知床自然センターの第1回知床アウトドアフィルムフェスの一環として森の集い(植樹祭)を開催(10月)
  • 20年間の第1次中期計画終了、新たに第2次中期計画(2018~2037年)開始(4月)
  • 第4次5年回帰作業終了、第5次5年回帰作業開始
平成31年(2019)
  • 第1回支部ワークキャンプ開催(7月)
  • 知床自然教室40周年記念イベント「知床への回帰」開催(10月)

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