毎年春と秋に開催している森づくりワークキャンプには、毎回十数名のボランティアの方々にご参加いただいています。根を伸ばす前の春、葉を落として休眠に入った秋は森づくりに適した季節。十数名のマンパワーを活かして大型苗の移植や防鹿柵の設置など様々な作業をこなしてきます。作業の合間には知床の自然の深さに触れ、宿舎では自分たちで作った夕食を囲み、語り合ったりするなど、知床にじっくり浸る5日間です。
森の中で過ごす1日は、普段の生活では体験できないことばかりです。そして、森づくりの面白さや知床の自然の奥深さにひかれて全国から繰り返し参加されている方も少なくありません。未来の森の姿に思いを馳せながら進める森づくり、終わった時にわき上がってくる達成感もひとしおです。
森づくりの中でも1位、2位を争う汗まみれ必至の作業が大苗の移植です。手をかける一つ一つが豊かな森を形作っていきます。
森づくりは苗木を育てたり、木を植えたりするだけではありません。ハンマー片手にシカから木を守るための柵を立てたり直したりすることもあります。
宿舎での合宿生活もこのイベントの楽しみです。地元の食材を使ったジンギスカンやちゃんちゃん焼などを囲み、みんなでいただくビールはもう格別です!